2023.10.26
当ホテルでは2020年のリニューアルを機に、国内外で広く活躍されている多様なアーティストとコラボレーションしています。 ホテルが建つ場所周辺は古来より「誕生」という名前がついており、神が誕生したことに因んでいます。 この大変珍しい土地が持つ魅力をテーマとした「OKUKINOSAKI ART PROJECT」を各アーティストとともに展開、絵画や音楽・演劇など多岐に渡る様々な作品をお楽しみいただけます。
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新たにNo.4のオフィシャルアーティストとなっていただきました北九州市と京都市の二都市を拠点に活動されている「穴迫信一/ブルーエゴナク」さんをご紹介させていただきます。 2020年の豊岡演劇祭で竹野町をテーマとした作品を当ホテルに滞在しながら創っていただき、上演もホテル敷地内の岩場で行っていただきました。 本年度(2023年)もホテルでの滞在制作で「誕生」に因んだ作品を創っていただき、この度オフィシャルアーティストとなっていただきました。
【穴迫信一】 2012年に福岡県北九州市でブルーエゴナクを旗揚げ。以降、全作品の作・演出を務める。 ブルーエゴナク代表・劇作家・演出家。公益財団法人セゾン文化財団セゾン・フェローΙ。 桐朋学園芸術短期大学非常勤講師。THEATRE E9 KYOTO第3期アソシエイト・アーティスト。 主な外部作品に、音楽にテンテンコ氏を迎え、盛岡市での滞在制作によって制作された『クラブナイト~蟹は夜、きみをたすけにくる~』(2021) 岩手県宮古市にてBaobabの北尾亘氏との共同制作を行った『1万年前に1cmだけ小さかった山』(2022) 第七劇場へ戯曲を提供した『oboro』(2022)等がある。 撮影=岩原俊一
【ブルーエゴナク】 穴迫信一を中心に福岡県北九州市を活動拠点とした劇団として2012年に結成。北九州市と京都市の二都市を拠点に、普遍的かつ革新的な演劇作品の創作をコンセプトに活動。リリックを組み込んだ戯曲と、発語や構成に渡り音楽的要素を用いた演出手法を元に〈個人のささやかさ〉に焦点を当てながら世界の在り方を見いだそうとする作風が特徴。これまで劇場をはじめ、商店街の路上、ショッピングモール、全長60メートルのモノレール車内など多彩な場所で演劇を製作する。 拠点となる北九州では、劇団として年数本の作品を発表するかたわら、北九州芸術劇場とパートナーシップを組みながら「モノレール演劇シリーズ」の製作を担う。2018年、ロームシアター京都×京都芸術センターU35創造支援プログラム“KIPPU”に選出され『sad』を上演。2020年、豊岡演劇祭2020フリンジプログラムでは豊岡市竹野町に滞在し、現地の盆踊り振興会の伴奏のもと『ザンザカと遊行』を上演。2021年、音楽にCOMPUMA氏を迎えた『眺め』(2021)や、TOKAS OPEN SITE 5ではオーディオ作品〈Coincideaudio〉として『Coincide 同時に起こること』を発表。近年は、モノローグやコント的掛け合いにおける台詞を音楽的に捉え直し、シーンの音楽性を出発点に物語を発生させる手法で演劇的パフォーマンスを実践している。 Website : buru-egonaku.com 撮影=岩原俊一